SDガンダム小話 (使用お題は『BIRDMAN』様から)

若いゆえのあやまち (真星勢多 と紅零斗丸)

 

――ゴ、バキャッ!

 

「ぁ…」

「――す、すまない!大丈夫か、紅零斗丸?!」

「あ…大丈夫――じゃあ、ないな…。」

 

「――折れた、のか…?」

「…多分――と言うか、間違いなく…ははは。」

「――…って、笑っている場合か!!!」

 

(――数十分後)

 

「本当にすまない…」

「いや――うっかり奥義を使った俺が悪い。」

 

――紅零斗丸、右腕の骨折で全治3週間。

 

(――熱くなるのも程々に。※執筆中BGM:『Operation Start!』、『勝利者への機構(プログラム)』)

The scar of pride (誇りの傷痕) (嵐丸×烈丸)

 

「結構、傷だらけだね。」

「ぇ?ああ、これか――母ちゃんのシゴキで付いたヤツばっかだけどな。」

「ふーん…。」

 

「辛くはなかったの?修行」

「…ぶっちゃけ言うと、辛かった。けど――」

「けど?」

 

「…思い出すとさ――何か、楽しいんだ。」

 

「――思い出、か…そう思うと、悪くはないね。」

「…だろ?」

 

――辛き修行は…後に己が糧となり、思い出となり、誇りとなる。

 

(『傷痕』は修行の足跡。※執筆中BGM:『招かれざる異邦人(エトランゼ)』)

妄執が乱 (逞鍛×烈丸 ※女体化、裏注意!)

 

「は、離せ!!」

「そう言われて――易々と解放する馬鹿はおらんぞ」

暴れる子供を後目に…男は子供の服に手を掛け、引き裂き…暴いていく。

「な!?」

露わになった肌を隠そうと子供は身を捩るが…それよりも早く、男の手が、子供の身体を押さえ付けた。

「やはり…女、か。」

「…っ。」

見破られていた事と肌を晒す羞恥から、子供は、男を睨みつける。

「…気が変わった。」

その目に昂りを覚えて――男はそう言い、子供の身体に手を伸ばした。

 

「ひ…ぎぁ、ああ―――!!」

灼熱の凶器に、純潔を貫かれた恐怖と痛みに…子供は絶叫し、涙を零す。

「――未通、か。」

内側の余りの狭さに、男は呟き…腰を動かす――慈悲もなく、ただ…自らの快楽を得るために。

「ひぃ…!!やめ、あぁあ――!!」

「…っ」

子供の涙と叫び声に――元々、狩人として生きていた男は、興奮から背筋を震わせ…更に強く、子供を突き上げた。

 

「ぅ、ぁああああ――――!!」

突き上げの衝撃に耐えきれず…子供が悲鳴を上げて失神したと同時に、黒き狩人は澱みを子供の奥深くに叩き付けた。

 

(気紛れの蹂躙 ※執筆中BGM:『ゴーイング my 上へ』)

嫉妬を噛み砕く (嵐丸×烈丸 ※↑の続き、裏注意。)

 

「ねぇ…聞いていいかな?」

「…ぁ、な、んだよ…?」

情事の最中――ちょっと気になって聞いてみた。

「ボクと『アイツ』…どっちが、気持ちイイ?」

そう問い掛けると――烈丸は不思議そうに目を瞬かせた。

 

「ど、どっちって…言われても――ぁあっ!?」

「ね、どっちなの?」

揺さ振りながら、ボクが更に問い掛ければ…観念した様に、口を開いた。

「ゃっ…あ、あ――に、ま…って…!」

「何?ハッキリ言って?」

途切れ途切れの言葉を、もっとハッキリと聞きたくて、更に笑顔で追い詰める――ホントは聞こえていたんけどね。

 

「――だ、から…お前、に…決ま、って…!――も、イカせろぉ!!」

叫ぶ様なそれと先を強請る言葉を聞いて…ボクは満足げに笑った――けど、これだけは覚えていてくれるかな、烈丸?

 

「く――愛してるよ、烈丸…。」

「ぁ…お、オレも…愛、して…ひぃ、ああ――!!」

――ボクは…キミの事に関しては、嫉妬深い狭量な男だと言う事を…。

 

(『嫉妬』と『独占欲』 ※執筆中BGM:『IT’S SHOWTIME!!』)