またの名を被害者と友人(?)と従妹の会話



「うーわー…。」
その棒読みで微妙な感慨はなんでしょうか、命さん?
「アンタって――そっちに生まれてたら、こうなんだねぇ…」
従妹よ…そのセリフは――全く以て、フォローになっていませんが?

「直ぐには、戻らないの?」
暢気に茶を飲みながら問い掛けてくる命に、正直に『直ぐには無理だ』と答えておく。
「あの親父…後で、絶っ対にシメる。」
それを聞いて、何とも物騒なセリフを吐くのは、ルネ――頼むから…程々にしないと、死人が出るぞ?
「これから、どうするか…」
変化した身体を些か持て余した感覚で、そう呟けば――。

「「どうにもならないと、思うけど?」」
「其処まで、ハッキリ言うかっ!?」

――あんまりな言葉が返ってきて、思わず凹んだ…精神的にも、全てにおいて。

神様――何時もの様に『勇気で解決』なんて…俺には、到底無理デス…。
いや、もう――いっその事、『勇者』の称号…返上したいデス…。(涙)

獅子王凱――伯父のお茶目による悪戯で…性別、変わってしまいました…!!

「でも、面白そう…。」
「はいぃぃぃ!!?」
「暫くネタには、困らないかも…。」
「お願いだから、命!俺を追い詰めないで!!って言うか、ネタって何!?」
「…鬼だね、アンタ…。」

――この身体が、元に戻るまで…後、1週間。