キミのイイトコロを、探してあげるから…?

04.「ここか?」

 

「あ、ひぃ!!」
身体中に施される愛撫に、破牙丸は悲鳴を上げた。
「…まだ、溺れてないなぁ…。」
些かつまらなさそうな声を出し、02は溜息を吐いた。
そして――破牙丸の胸の飾りを、02は愛撫しだした。
「やめ…っ!」
咄嗟に破牙丸は、02を制止したが…それに構う事なく――、破牙丸の胸の飾りを、指で愛撫し始めた。
「…っ…ぁ…!」
弄られる感覚に破牙丸は、自らの両手で口を塞ぎ…声を殺した。
「…ま、良いか。」
その様子に02は、微かに顔を顰めたが…『コレもコレで良いか…。』と思い、愛撫を続行した。
「…!!」
続けられる愛撫に、破牙丸は快感に溺れそうになりながらも…必死に声を殺した。

「…こうも、黙っていられるとなぁ…。」
確かに――自分は黙っていろとは言ったが…こうも、声を殺されてしまっては、些かツマラナイ。
そう思って02は、破牙丸の下肢に目を向けた。
その目線の先には――快感に震える、破牙丸自身があった。
「…イヤがっていた割には…。」
02はそう呟き…破牙丸自身を徐に手で掴んだ。
「…ゃぁ!」
徐に自身を掴まれて…破牙丸は喉を引きつらせた様な声を上げた。
「イヤがっていた割には…感じてた?」
愛撫を施しながら02は、破牙丸にそう囁きかけた。
「あ、ひぁ…!誰、が…!!」
嬌声を上げながら、破牙丸はそう言った。
「…そっか、なら…。」
そう呟くと02は――破牙丸自身への愛撫の手を早めた。
「あ、ひぃ、や…!!」
愛撫の手を早められ、破牙丸は途切れ途切れに嬌声を上げ…あっと言う間に――達した。

白濁した液に汚れた指を、02は、破牙丸の秘部に、潜り込ませた。
「…っ?!」
潜り込んだ指に異物感を覚え、破牙丸は身体を強張らせた。
「…力を抜いてくれないかな、01…?」
潜り込ませた指を、探る様に動かしながら、02はそう囁き…頬から首に掛けて、キスの雨を降らした。
その事で安心したのか…破牙丸の身体から、ホンの少しだが…力が抜けた。
「………」
そんな破牙丸の様子を見て、02は無言で指を動かした。
「んあ?!」
ある一点に触れると――破牙丸から、鼻に掛かった様な甘い声が漏れた。
そんな反応を見て02は、同じ所をもう一回愛撫した。
すると…先程と同じ様に、破牙丸の身体が面白い様に跳ねた。

「01…もしかして、ココなの?」
――キミが、1番感じる所は。面白い様に、甘い声が上がるのは――。

秘部への愛撫を施しながら02は…、破牙丸にそう囁いた。
破牙丸は、それには答えずに…愛撫される度に、甘い声を上げ続けた。

キミのイイトコロを、探してあげるから、動かないでいて?
キミの声を聞く度に、ボクの理性は揺れる、堕ちる、持って行かれる…キミを見た事ない程に、悦楽に溶かしたいよ。