接吻をする度に、キミの口から甘い声が上がる。

06.「そんな顔しないで、止まらなくなる」

 

「ふぁ…あぁ…!」
感じる所に愛撫を施されて、破牙丸は、箍が外れた様に甘い声を上げる。
「もっと、聞かせてよ…!」
その声を聞きながら、02は恍惚した笑みを浮かべ――掠れた声で囁きかけた。
「ひぃあ…あっ!」
そんな02の声に感じ、破牙丸は、悲鳴に近い声を上げた。
「01、イイの?」
02は囁きながら、破牙丸が1番感じる所を、引っ掻く様に愛撫した。
「ぁ…イ…ィ…っ…!」
破牙丸は身体を引きつらせながら、途切れ途切れに、そう答えた。
その答えを聞いて02は、ナカを愛撫している指を増やした。

「あ、ふぁ…。」
ナカを愛撫される度に破牙丸からは、甘い声が漏れ…淫らな水音が部屋に響いた。
「…もう、良いかな…?」
そう呟いて02は、ナカを愛撫していた指を引き抜いた。
「ぁ…?」
引き抜かれた指に、破牙丸は思わず――物足りなげに小さく声を上げた。
「…直ぐに、あげるよ…。」
そんな破牙丸に…02は苦笑しながら、そう囁き…自らのモノを破牙丸の秘部に宛った。
「…っ…!」
02のモノを宛われて、破牙丸は身体を強張らせた。
「怖がらないで?」
02はそう言いながら、破牙丸の秘部に己を一気に突き入れた。
「―――――――っ!!!!」
余りの痛みに、破牙丸は目を見開き…声にならない悲鳴を上げた。
「…っ!01、力抜いて!!」
解ってはいたものの、02はきつい締め付けに、顔を顰めながらも、破牙丸にそう言った。
だが…破牙丸は余りの痛みで声を出せずに、只頭を振った。

「01、落ち着いて?」

02はそう囁いて、破牙丸の顔に何度も口付けを落とした。
「ふぁ…?」
それに安心したのか破牙丸は、甘い吐息を漏らしながら…涙で潤んだ目で、02を見上げた。
その表情に『ゾクリ…』と02の身体に快感が走った。

「01、そんな表情されるとね?」
――我慢してた分だけ、ボク…本当に止まらなくなっちゃうよ――?

 

 

熱に浮かされた声で02は、破牙丸にそう囁きかけて…自らの腰を動かし始めた。
破牙丸はそれに――悲鳴と嬌声がごちゃ混ぜになった声を上げた。

接吻をする度に、キミの口から甘い声が上がる。
その度に湧き出す、キミへの快楽と情欲…ボクの身体が打ち震えて、全てが止まらなくなるよ。