キミの目は、まるで…絡み付く誘惑の目。

07.「凄く、イイ」

 

「ぁ…ぃ…!」
02が腰を動かす度に、破牙丸の口からは悲鳴に近い声が上がる。
「あぁ‥01。」
熱に浮かされた声で、02は繰り返し囁いた。
「ふぁあ…!」
その囁きにさえも感じて、破牙丸は甘い声を上げた。
それを聞き02は、恍惚した笑みを浮かべたまま、腰を動かした。

「やぁ…あ‥。」
焦点の合わない目で喘ぎながら…破牙丸は、02を見つめた。
「01‥イヤなの?」
02は意地悪げな笑みを浮かべて、動きを止め…破牙丸に囁きかけた。
「ぁ‥ぅ…。」
それを聞いて破牙丸は、朦朧とする意識の中、緩く頭を振った。
「なら…。」
そんな破牙丸を見て…02はそう言いながら、また腰を動かし始めた。
「あ、ふ…ぁ。」
再び腰を動かされ破牙丸は、甘い吐息を漏らした。
「‥気持ちイイかい?」
甘く掠れた声で02は、破牙丸にそう言った。
「あ……ぁ…っ…。」
その拍子にナカを擦られ…破牙丸は、息を詰まらせながらも頷いた。
「…まるで、悪魔の声だね…。」
聞こえる声に、02は甘い声で破牙丸にそう囁いた。
その囁きは、聞こえてはいたものの…朦朧とする意識では、意味を酌み取れず、ボンヤリと02を見上げた。
そんな破牙丸を見て、02は軽く口付けを落とした。
口付けを落とされて、破牙丸は花が咲いた様に――ニコッと笑った。

その時…破牙丸は、無意識に、02のモノを締め付けた。
「…っ…!?」
いきなり締め付けられた02は、咄嗟に声を殺した。
そして…破牙丸に、こう囁きかけた。

「01‥凄くイイ‥。」
――キミは、無意識にやっただけだろうけど…気持ちイイよ。――

02はゆっくり動かしていた腰を、叩き付ける様に激しく動かし始めた。
いきなり激しくなった動きに、破牙丸は更に甘い声と吐息を漏らし始めた。

キミの目は、まるで…絡み付く誘惑の目。
でも…キミは悪魔か妖精か、ボクを惑わす…キミの声はボクに絡み付き、引き裂きたくなる程の甘い声を…。