08.「…くっ」
「あぁ…ん…。」
02に縋りながら、破牙丸は、甘い声を上げる。
「…01、イイ声だね?」
02は揶揄する様に、破牙丸に、囁きかけた。
「やっ…!!」
その囁きに破牙丸は、更に顔を紅潮させ…頭を振った。
「ヤじゃないでしょ?」
そう言って02は、ギリギリまで自らを引き抜き…再び叩き付けた。
「ひゃあぅ…!」
その動きに破牙丸は目を見開きながら、悲鳴を上げた。
「…01、もっと啼いて?」
その悲鳴を聞いて――02は嬉しそうに笑いながら、腰を動かした。
破牙丸はその動きに翻弄され…声を上げ続けた。
「あ、ひぃ…。」
眦から涙を零しながら、破牙丸は喉を引きつらせた。
「01、イキたい?」
その涙を舐め取りながら、02は破牙丸に囁いた。
「………。」
その言葉を聞いて破牙丸は、無言でコクコクと頷いた。
「じゃあ…一回だけだよ?」
そう言って02は、破牙丸自身に激しい愛撫を施した。
「あ、やぁあ!」
自身に施された激しい愛撫に、破牙丸は悲鳴を上げながら達した。
「01‥?」
達した余韻で、ボンヤリとした目をしている破牙丸に、02は頬を軽く叩いた。
「はぁ…ぁ…。」
荒く息を吐きながら…破牙丸は、ボンヤリと02を見つめた。
「…気持ち良かった?」
02は揶揄する様な声色で、破牙丸に囁きかけた。
「……!!」
それを聞いて破牙丸は、余韻も何もかも吹っ飛んで、02から紅潮させた顔を背けた。
「ねぇ、01‥?」
両手で破牙丸の頬を包み込んで、02は顔をギリギリまで近付け…こう言った。
「そう言う表情、凄くそそるんだけど…?」
――声もイイけど、表情も凄く…ボクには、クるよ。――
そう言って02は、更に激しく腰を動かし始めた。
その動きに破牙丸は、箍が外れた様に、激しく嬌声を上げ始めた。
もう止められない…誰の手にも、この想いは。
太陽の様にヤケドしそうな熱いキスは、キミに贈るキス…キミを感じて込められた想いを――暴発させたいよ。
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