09.「中に…出すよ」
「…ひぃあ、も…。」
何回もイカされて、破牙丸は力無くそう言った。
「もう?ボク、未だなんだけどなぁ。」
破牙丸の身体を揺さ振りながら、02は楽しそうに囁いた。
「ぃ…あ、ん…。」
過ぎる快感に破牙丸は、ボンヤリと02を見上げた。
「………。」
それを見て02は、無言で腰を動かし続けた。
「ふぁ、あ…ふ」
朦朧とする意識の中で、破牙丸は甘い声を上げ…無意識に02に縋った。
「01、どうかしたの‥?」
動くのを止めて02は、破牙丸の頬をそっと撫でた。
「あぅ…。」
物足りなげに破牙丸は、02を締め付けた。
「01‥‥。」
締め付けに微かに顔を顰めながら、02は、破牙丸を見つめた。
見つめたその目には、快感しか映っておらず…それだけで、充分な答えだった。
そして02は動くのを再開し、スパートをかけた。
「あ、やぁ…あ!」
先程より激しい動きに、破牙丸は、嬌声を上げた。
「01、声‥‥!」
無意識に声を我慢する破牙丸に、02は熱に浮かされた声で囁いた。
「ひゃぁ、ふぁ…ぃ…!」
その囁きに応える様に――破牙丸は、喉を引きつらせながら声を上げた。
破牙丸の嬌声を聞きながら、02は顔を顰め、破牙丸に顔を近付けた。
「01、もう‥‥!」
――流石に、ボクも…限界だよ…――。
02は切羽詰まった声でそう囁き、破牙丸のイイトコロを狙って一気に突き上げた。
その衝撃に破牙丸は、声にならない声を上げながら達し…気絶した。
02もその拍子に締め付けられて、破牙丸のナカに劣情を吐き出した。
泡沫な飛沫に、目覚めるのは…ボクが求めたキミ自身。
全てが燃え尽きそうな、刹那の余韻に浸るのなら…キミと何処までも、堕ちていきたい…。
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