ネットで発見したゲイAV。
これを見てオナニーしてから寝よう、と意気込みディスプレイの前に座る。
腹上死を希望します (さあ、始めようか)
私は健全な男子だ、少し男に興味があるだけの!
弁解しつつもティッシュの準備は完了した。ああ、再生ボタンを押す手が震える……!
カチッ
軽快なクリック音が鳴り、動画はスタートした。ぶっちゃけ最初のインタビューは
どうでもいいので飛ばしてやろう、と思った時。
私の目に信じられないものが映った。
「いえや…す…?」
動画には、家康が映っていた。
本物だ、間違いない。どうして?
栗鼠のようにくりくりの丸い目が此方を見つめて、クソみたいなインタビューに
答えている。
「ば、馬鹿な…」
画面は切り替わり、今度は家康がフェラチオをしていた。
何時だって私に微笑みを投げかける唇が、汚いペニスをしゃぶっている。
食い入るように画面を見つめた。
男の上に跨がり、騎乗位で泣きながらよがる家康。媚びるような甘い喘ぎが
耳に残る。
気が付けば私は勃起していた。
「お早う三成、気持ちのいい朝だな!」
「…お早う」
教室につけば家康が挨拶をしてきた。
昨日は貴様のせいで夜更かしをしてしまったのだぞ!
あの後、私の愚息は何度抜いても萎えなかった。家康のAVに一生分の精液を搾り
取られた、流石に朝勃ちはしないだろうと油断していたのだが家康とセックスする
淫夢を見てしまった
お陰で…朝勃ちもした。枯れそうだ。
「元気ないな三成…大丈夫か?」
家康が私の額に手をあてる、熱がないことを確認すると潔く離れて行った。
私への優しさを投げかける唇。
ペニスをしゃぶったんだろう?お前は淫乱な女と変わらない!
「家康、セックスしよう」
「えっ…は、三成…?」
困惑したような家康の顔。
周りを確認するように丸い目が忙しなく動いた。
大丈夫だ、朝早いから誰もいない。
ぐいっと引き寄せ耳元に口を寄せる。
「お前が主役のAVを見た。素人ノンケ凌辱ものだったよ。その唇でフェラしたのか、
その身体で男とセックスしたのか…ならば私ともセックスしよう?」
「や、やめてくれ三成ぃ…!」
机の上に家康を押し倒す。
AVに出ていたお前、最高に可愛かった!私もお前とセックスしたい。
愛しかないセックスをしようか。
「ダメっ…ダメだって、もうすぐ皆が登校するよ、な?やめよう、おかしいって」
「私を拒むな家康!」
怒鳴り付ければ家康はビクリと肩を竦めた。泣き出しそうな目で私を見つめる。
「…何故、AVに出演した?」
「ま…街で、騙されてっ!だから…わし、の…意思じゃないんだ!」
「そうか…」
「そうだ、だから」
騙されて断れずに出演だなんて家康らしいな。
しかしノンケの癖に最終的にはペニスを突っ込まれてアンアン喘ぐとは…素質はあると
云うことだ。
「三成…わかってくれたのなら退いてくれ」
苦笑いを浮かべた家康が私の胸板を押す。
私が諦めたとでも思ったのか、警戒心が薄れていた。
「まあ、出演の理由などどうでもいい。それよりも私とセックスしよう」
家康が固まる。
抵抗なんて許さない、抵抗したら学校中にあのAVをばらまいてやる。
「みつな、」
「可愛いな家康…優しく、するから」
家康の頬を舐め上げる。
小さく悲鳴を洩らした家康の目は絶望に染まっていた。
昨日は画面越しにいたのに今では目の前にいる。
ああ、お前とセックスできるなんて夢のようだ!
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38様から頂いた宿題SSです。
こういう設定――大好きです、保養になりました。
素敵なSS、ありがとうございました!!