余りの艶かしさに、目が眩む。

艶やかな変貌


家康を褥に押し倒した三成は、家康の羽織と胸当てを性急に剥ぎ取り…
その上半身を顕にすると――家康の胸の突起は既に赤く色づき、硬くなっていた。
「赤くなってるな。」
「〜っ…!!」
三成がそう言えば、未だ若干の理性が残っている家康は羞恥から唇を噛む。
そんな家康に不快感を覚えた三成が、胸の突起に噛みつくと…家康の口からは
悲鳴が零れた。
「ひ、ぅああ!!」
零れた悲鳴に満足した三成は、更にもう片方の胸の突起を責める――と、嬌声にも
取れる悲鳴が家康から零れ落ちる。
「ぁ、ああ…!や、やぁ…!!」
自分の愛撫に熱くなる肌と悲鳴を、存分に楽しんだ三成は――家康の袴を下穿きごと
一気に引き下ろした。

顕になった家康自身は――何度か軽く達していた様で、薄い白濁混じりの先走りで
濡れており…外気に晒された事でふるりと震えていた。
「ぁあ…み、みない、で…。」
三成の視線を感じ…家康はギュッときつく目を瞑る――それに三成は僅かに
苛立ったが…家康の先走りを自分の指に絡め、薬の所為で既にヒクついている
家康の蕾に指を突き入れた。
「ひぃ!み、ま…あぁあ―――!!!」
「フン――貴様のココは『もっと』と強請っているぞ。」
震える家康の耳元を舌で愛撫しながら三成が囁くと、それに感じたのか…家康の
身体がビクリと震える。それを見た三成は、家康の泣所を強く責め上げる――が、
あと少しで家康が果てると言う所で、三成は指を蕾から抜き去った。
「ぁ…な、んでぇ…?」
「――私が欲しいか?家康。」
目を潤ませる家康に、三成が熱くなっている自身を押し付けて問いかけると――その先を強請る様に、家康の腰が揺れた。
「ならば、言え――私が欲しい、と。」
「ぅ、ぁあ…――み、つ…ほ、しぃ…!!」
その促しに屈した家康が、たどたどしいながらもそう言えば…三成は前を寛げて、
自身を一気に家康の蕾に突き入れた。

「ひ…く、ぅぁあああ――!!」
「――っ!!」
突き入れたと同時に家康は果て――その時の締め付けで思わず三成も果てそうになったものの…何とか堪え、そのまま家康の足を抱えて、三成は動き出した。
「ひぃ!みつ、わし…ま、あぁあ――!!!」
「――知る、かっ!」
悲鳴に近い嬌声をを上げる家康に、三成はそう言い放つ――が、三成の方も気を
抜いてしまうと達しかねない程の快楽が襲っているのである。
(――家康より、先に果てて堪るか…!!)
三成は心の中でそう思いながら、全てを振り払うかの様に我武者羅に腰を動かした。
「ひぐっ、み、みづ…あ、わ…し――!!」
最早――泣き声に等しいそれを聞いた三成は、家康の最奥を一際強く突き上げた。
「あ、ひ…う、ぁぁああ――!!」
「ぐ、いえ…やすぅうう――――!」
その瞬間――家康は白濁を吐き出し、三成もその時の締め付けで家康の中に白濁を
吐き出した。

行為を終えて――荒く息を吐いていた三成だったが、ふと家康の方を見遣ると
当の家康本人は、絶頂の余韻で完全に放心していたが…未だ家康自身は萎えて
おらず…ダラダラと先走りを零していた。
それに気付いた三成は、家康自身を掴み――掴まれた感触に喉を引き攣らせる
家康にこう言い放った。
「二回戦、開始――だなぁ、家康?」
――その顔に凄まじい程のサディスティックな笑みを浮かべながら。

結局――この夜、三成の部屋から悲鳴と水音が途切れる事はなかったと言う。

End.
Title:『Fortune Fate』/Template:『Spica
執筆中BGM:『石田三成のテーマ』